今回の仕上がりは、こんな感じ
この記事の手順で作った「小さな冒険へ」です。メイン文字は一文字ずつポップで登場し、下に「MIKKE SAMPLE」を添えました。実際に書き出したAPNGで、登場から退場までの動きを見られます。下のボタンで再生と停止を切り替えられます。
設定は24FPS、256色、ずっとループ。保存したファイルは1280×720、約678KBです。同じ文字と動きで作る手順へ進めます。
動画ではなく、動くPNG画像を作る
APNGは、PNGの画像をアニメーションとして表示できる形式です。透明な背景を使えるので、TRPGの画面や作品の上に文字だけを重ねたいときに向いています。ただし、読み込むアプリがAPNGに対応しているかは別に確認が必要です。
作者は、無料・登録不要のブラウザツールとして案内しています。今回のPC操作でも、登録や支払いなしで文字を編集できました。画面にはメッセージ、トレイラー、場所・時間の3モードがあり、戦闘・探索・判定などのテンプレートから始められます。ここではメッセージを一つ作ります。
「小さな冒険へ」を動かしてみる
1. メッセージの文字を置き換える
公式ツールを開き、メッセージモードで「戦闘開始」を土台にします。「テキスト」タブのメイン文字を小さな冒険へ、サブ文字をMIKKE SAMPLEに変更しました。まず短い文字で試すと、改行や見切れを見つけやすくなります。

2. 「動き」で一文字ずつのポップを選ぶ
「動き」タブを開き、登場の動きをポップ 1文字ずつにしました。再生と停止、時間のスライダーで途中の見え方も確認できます。今回は2秒付近で止めて、メイン文字とサブ文字を読み取れることを確かめました。

3. フォントと背景を確認する
今回は既定のメイン文字「Shippori Mincho B1」、サブ文字「Cinzel」を使いました。「背景・配置」も確認し、文字が画面の外へ出ていないか見直します。プレビュー用の背景画像は、書き出しには含まれません。画面の背景と出力の背景を混同しないようにしてください。
4. 出力のループ回数を決める
出力設定では24FPS、256色の設定を使い、ループを「ずっとループ」にしました。FPSは1秒に何枚のフレームを表示するかの設定です。今回の値は実操作の記録であり、どの作品にも最適という意味ではありません。カットインを一度だけ見せたい場合は、用途に合わせてループを変更してください。
5. 「APNGを書き出す」を押す
ファイル名をmikke-adventure-sampleにして書き出しました。結果欄に「APNGを書き出しました。」と表示され、生成画像のプレビューも確認できました。表示された結果は1280×720、678KB、4.22秒、24FPSです。フレーム表示は102フレーム、保存60枚でした。

6. 保存したら、使う先で再生を確かめる
結果欄の「ダウンロード」からファイルを保存します。今回はユーザーがサイドブラウザで保存し、編集部が実ファイルの形式と読み込みを確認しました。そのAPNGを記事冒頭に掲載しています。使うサービスへ読み込む際は、透過・動き・ループを確かめてください。拡張子が.pngでも、APNGとして動く場合があります。
プレビューと出力は、別に確認する
プレビューのループ設定だけを見て終わらず、出力側のループも確認しましょう。APNGに対応しない環境向けの静止画を入れる設定や、透明な余白を切り詰める設定も画面にあります。余白を変えると、配置先で見える位置や大きさが変わる可能性があります。
画面には「PNG静止画」と「連番PNG(ZIP)」の出力もあります。静止画だけ欲しいときと、別の編集ソフトでフレームを扱いたいときで選び分ける候補になります。ただし、今回はこの2形式の出力は試していません。
文字が読みにくければ、まず文字数を減らし、停止した状態で読めるか確認してから動きを調整してください。容量制限は使う先の条件に合わせます。今回の678KBだけを根拠に、どのサービスでも使えるとは言えません。
公開時は、クレジットを忘れずに
公式規約では、生成物をTRPG、動画、ゲーム、Webサイト、SNSなどに使えます。商用・非商用の利用や、色・速度・サイズなどの加工も認められています。一方、公開・配布・収益化する場合は、無料の公開でもクレジットが必要です。概要欄や説明ページなど、見える場所に次の表記を添えてください。
文字画像APNGメーカー / くま。TRPG WEBツール観測所
生成素材そのものの再配布・販売は禁止されています。加工した素材や無料配布も対象です。作品の一部として使うことと、素材集として配ることは区別してください。この紹介ページでも生成APNGの配布は行いません。持ち込む画像やフォントの権利は、それぞれ確認が必要です。
既製のプリセットが欲しい場合は、作者のリプで案内されている公式BOOTHの無料配布ページへ進めます。入手時には、配布ページ側の条件も確認してください。
Xの反響と、今回確かめた範囲
作者の紹介投稿は、2026年10月2日の確認時点で約143万表示、約1.9万いいねでした。表示回数は利用者数ではなく、反響は変動します。閲覧できた作者のリプでは、無料プリセットと他のTRPGツールが案内されていました。利用者全体の評価を調べた結果ではありません。
PCで文字入力、動きの変更、プレビュー、APNG生成結果を確認しました。掲載画像はその実画面です。保存されたAPNGは形式を確認し、全フレームをエラーなく読み込めました。TRPGサービスへのアップロード、実機スマホの編集、トレイラーモード、英語・韓国語の操作は未確認です。確認した画面のバージョンはv1.04。利用条件は2026年9月30日更新の公式規約を参照しました。
文字を別の映像表現にしたいならASCII Motion、字幕の見え方を考えたいならJIZURAも紹介しています。まずは短い一文から試してみてください。
